私の愛車は薄い水色のボディのWILL CYPHAです。
WILL CYPHAをご存知ですか？この車は、西暦2000年のミレニアムを記念してトヨタが販売したWILLシリーズの人気モデルです。
コンパクトカーで、見た目はなんとなくヴォルクスワーゲンのビートルを思わせるような形をしています。
レトロな雰囲気のような、未来的な形のような、そんな不思議な見た目をしているのです。
WILL CYPHAの他にも、Vi、VSといったシリーズがあり、おしゃれさんの中には今でも大切に乗り続けている方が多いです。
このWILL CYPHA、見た目のおしゃれさで一時期話題になりましたが、残念ながら数年で販売が終了してしまいました。
その理由には、コスパが非常に悪かったことです。
この車には、特注のカーナビが付いています。
このカーナビは、当時としてはとても珍しいもので、WILLシリーズのために開発されたものといっても過言ではありません。
しかし、このナビは使い勝手が悪い上に維持費もかなりかかってきたのです。
その上、WILL CYPHAは12〜13kn/Lほどで、燃費もそれほど良くありませんでした。
こういった要因から、結局期待したほどの売り上げにならず、販売終了となってしまったのです。
私はこの車を中古車店で購入しました。
購入理由は、まさに、「一目惚れ」です！
当時私は、三菱のミニカに乗っていました。
免許取り立てで、いろいろなところをぶつけてしまい、かなりボロボロになっていました。
車を買い換えたいけど、どんな車に乗りたいか決めかねていました。
車のことを考えながら運転していると、対向車から赤いWILL CYPHAが走ってきたのです！私はその姿に一目惚れし、ちょうど信号で止まったこともあって、急いでその車の名称をチェック。中古車店に相談したところ、偶然見つけることができて即決断で購入しました。
WILL CYPHAの内装ポイントは、一つ目は、速度計がデジタルであること。二つ目は、エアコンなどのスイッチが全て丸の形で統一されているところです。
残念なポイントを挙げると、まずは埋め込み式のカーナビも販売中止のため、地図更新ができないこと。そのため、私はナビを使いたい時はスマートフォンをFMジャックして使用しています。
次に音楽を聴きたい時はCDかMD、もしくは先ほどのFMジャックを利用してMP３をつなげて使用する方法になること。私は最近の車の内装については良く知りませんが、USBを使ったり、ブルートゥースを使ったりして音楽を聴くといったことはWILL CYPHAにはできません。他にも、最近の低燃費カーと比べると燃費はあまり良くありません。中古車なので、メンテナンスも欠かせません。最近の軽自動車の方が荷物がしっかりと詰め込めるでしょう。さらには、乗り心地も最近の車の方が良いかもしれません。
残念なポイントがたくさんあるように感じますね。
それでも私はこのWILL CYPHAが大好きで、今の所乗り換えるつもりは一切ありません。
なぜなら、この車は私が初めて自分で決めて購入した車だからです。
社会人になってから、辛い時にはこの車に乗ってドライブしたりした思い出もたくさん詰まった車だからです。
外観も内装も私は本当に気に入っており、この車よりも心惹かれる車にまだ出会っていません。
ですので、多少残念ポイントが多くても、私はこの車に長く乗れるようにしっかりと維持していきたいと思っています。